スニーカーの消臭方法|今すぐできる解決策から予防グッズまで紹介

「スニーカーから嫌な臭いがする…」
「人前で靴を脱ぐときが心配…」
など、スニーカーの臭いでお困りの方は多いでしょう。
特に雨が多い時期や湿度が高い日は、靴の中が蒸れて余計に臭いやすいです。
久々にスニーカーを履こうとしたら、臭いが気になって履けないということも。
場合によっては、何をしても消臭できず買い替えるしかないときもあるでしょう。
本記事ではスニーカーの消臭について、次の項目を解説します。
- スニーカーが臭う理由
- 今すぐスニーカーを消臭する方法
- スニーカーの臭いを防ぐグッズ
- スニーカー消臭に役立つ湿気取り剤の選び方
スニーカーの中は、蒸れやすく臭いが染み付きやすい環境です。
そのため、臭いが発生した際の消臭方法と予防策の両方を知っておくことが大切。
臭いに悩まされず快適に過ごせるよう、参考になれば幸いです。
スニーカーが臭う理由
スニーカーが臭う根本的な原因は、雑菌が繁殖していることです。
しかし、どんな人でも足汗をかくため、雑菌の発生は避けられません。
大切なのは、雑菌が増殖する原因を解消していくことです。
ここでは、スニーカーの内部で雑菌が繁殖する原因を3つ紹介します。
- 除菌が不十分
- 湿度が高い
- 通気性が悪い
除菌が不十分
スニーカーは、定期的に除菌をすることが大切です。
足裏には汗腺が集中しており、1日に両足でコップ1杯分以上の汗をかくといわれています。スニーカーの中に染み込んだ汗や皮脂は、時間とともに雑菌に分解され、ツンとした独特な臭いの元になります。
足の角質や老廃物も雑菌の栄養源になりやすく、こまめな足のケアとスニーカーの洗浄が必要です。
湿度が高い
湿気は、雑菌の繁殖を促進させる大きな要因です。
洗ったあとに乾ききっていない場合や、雨に濡れたまま放置された場合、内部に湿気がこもってしまいます。これにより、雑菌が急速に増えて臭いが悪化します。
特に梅雨時や冬場など、靴が乾きにくい季節には注意が必要。スニーカーの内側の水気はしっかりと抜くことが大切です。
通気性が悪い
特に通気性の悪い靴箱では注意が必要です。
使用後すぐにスニーカーを靴箱にしまうと、内部にこもった汗や湿気がなかなか抜けません。それにより、雑菌やカビが発生しやすくなります。
また、スニーカーの湿気や臭いが靴箱に広がる可能性も避けられません。
こうした場合、靴箱にカビが生えたり、ほかの靴に臭いが移ったりするため、注意が必要です。靴箱も定期的に除湿しておくと、安心です。
今すぐできる|スニーカーを消臭する方法
スニーカーの臭いが気になったら、すぐに試せる消臭対策を行いましょう。
特別な道具がなくても、家にあるものや市販のグッズを使って臭いを軽減する方法はたくさんあります。ここでは、手軽で効果的な方法を5つご紹介します。
それぞれの主な効果は、表のとおりです。
除菌効果 | 消臭効果 | 除湿効果 | おすすめの活用シーン | |
消臭スプレー | 〇 | 〇 | × | 汗による臭いが気になるとき |
新聞紙 | △ | 〇 | 〇 | 雨で靴が濡れたとき |
重曹 | △ | 〇 | 〇 | 臭いと蒸れが気になるとき |
丸洗い | 〇 | 〇 | × | 臭いと汚れが気になるとき |
外干し | 〇 | 〇 | 〇 | 臭いと蒸れが気になるとき |
消臭スプレー
消臭スプレーは、足汗をよくかいた日や長時間スニーカーを着用していた日におすすめです。
臭いの元となる雑菌の繁殖を防ぐ抗菌成分が配合されているものがあります。
購入時にラベルに記載の効果を確認するようにしましょう。
スニーカーの内側全体に、均等に吹きかけて乾かすだけなので、帰宅後に簡単に使える点がメリット。
帰宅後すぐに使用することで、臭いを抑え清潔感を保てます。
新聞紙
新聞紙は、雨でスニーカーが濡れたときの除湿用におすすめです。
スニーカーがびしょ濡れになっても、数時間後に新聞を取り替えることでより多くの水分を吸収してくれます。また、新聞紙には臭いを吸収する効果もあります。
効率的に湿気と臭いの両方を軽減でき、翌朝にはスニーカーを履いて出かけられるほど乾くことも。
雨でスニーカーがすっかり濡れてしまった日は、帰宅後にすぐ新聞紙を丸めて靴の中に詰め込むようにしましょう。
重曹
少し臭いが気になるという場合には、重曹がおすすめです。
重曹は消臭効果に優れ、スニーカーの中に溜まった臭いを中和してくれます。
重曹が余分な湿気も吸い取り、臭いの元を取り除きます。
紙コップや小さな袋に重曹を入れ、それをスニーカーの中に一晩置いておきましょう。
処分するときは粉が散らばらないよう、小さな袋などに入れてゴミ箱に捨ててください。
丸洗い
スニーカーの臭いがひどい場合や汚れも気になる場合は、思い切って丸洗いするのが一番効果的です。
中性洗剤を使ってやさしくブラシで洗ったあと、しっかりとすすいで乾かします。
特に中敷きや靴ひもは臭いがつきやすいため、別々に洗いましょう。
ただし素材によっては水洗いに適さないものもあるため、事前に確認が必要です。
洗う頻度は月1回程度を目安にすると、清潔で臭いの少ない状態を保てます。
外干し
湿気が気になるときは、外干しするようにしましょう。
洗濯後も、必ず陰干しで自然乾燥してください。
風通しのよい日陰で半日ほど干すだけでも湿度が下がり、臭いの原因である雑菌の繁殖を抑えられます。
外干しをする際は、直射日光を避けて日陰に干すようにしてください。
直射日光に長時間さらすと、靴の素材が劣化したり変色する恐れがあります。
特に布や合成皮革のスニーカーは注意が必要です。
除菌のあとは予防|スニーカーの臭いを防ぐグッズ
スニーカーの臭いは、除菌や消臭グッズで一時的に解消できますが、日常的な「予防」がなければすぐに再発します。
そこで重要なのが、日々の習慣と便利なアイテムの活用です。
また、スニーカー内部での雑菌増殖を予防するためには靴箱への対策も欠かせません。
除湿や消臭をし、湿気と臭いがこもりにくい環境を整えることが大切です。
靴箱とスニーカー本体それぞれに使える臭い予防グッズを3つ紹介します。
効果は、以下の表のとおりです。
消臭 | 除湿 | |
重曹 | 〇 | 〇 |
靴用消臭剤 | 〇 | × |
湿気取り剤 | 製品による | 〇 |
重曹
湿気を吸収する働きがある重曹は、臭いと湿気の予防として、靴箱とスニーカーの両方に使えます。
特に粉末タイプは、交換時期が分かりやすいためおすすめです。
靴箱での使い方は、紙コップや不織布袋などに重曹を入れて靴箱の隅に設置するだけ。
こもりがちな湿気と臭いを吸収し、雑菌の繁殖を抑えます。
スニーカーに使う場合は、ティーバッグなどメッシュ素材の袋に重曹を入れて靴の中にセットします。
一晩入れておくだけで、内部の湿気と臭いがかなり軽減されます。
重曹は、2〜3ヶ月を目安に交換しましょう。
湿気を吸収しきると固まる性質を持っています。固まったら、交換目安に達していなくても新しい重曹と入れ替えてください。
靴用消臭剤
市販の靴用消臭剤には、抗菌・防臭成分が含まれたものが多く、日常の臭い対策に最適です。
靴箱に使う場合は、置き型の消臭剤を靴箱の中に設置します。
狭い空間のこもった臭いを除去してくれるため、便利です。玄関収納など広い場所には複数設置しても良いでしょう。
スニーカーへの使用方法は、スプレータイプがおすすめです。
使用後にスニーカーの内側全体に均等に吹きかけ、自然乾燥させましょう。外出前や帰宅後のルーティンにするのが理想的です。
注意点として、スニーカーが湿っているときに使うと成分が薄まり効果が落ちます。
また、香りが強すぎる製品はスニーカーに残りやすいので、無香料または微香性のものを選ぶと安心です。
湿気取り剤
湿気取り剤は、置いておくだけで湿気を吸収してくれる便利アイテムです。
商品によっては防臭効果もあるため、湿気と臭いの両方にアプローチしてくれる点は重曹と同じです。
一方で、重曹のように準備や処分に手間がかからない点がメリットです。
靴箱では、シリカゲルや炭入り除湿剤などを置いておくだけで大丈夫。
こもった湿気を吸収し、靴箱全体の空気環境を改善できます。
スニーカー本体では、靴の中にも入れやすい小型タイプを使用しましょう。
履いた後のスニーカーの中に入れておくことで、除湿だけではなく消臭や臭いの予防もできます。繰り返し使えるタイプが人気です。
湿気取り剤は、濡れたままのスニーカーには入れないようにしてください。ある程度風通しの良い場所で乾かしてから使用しないと、すぐに湿気取り剤に湿気が溜まり、使えなくなってしまいます。
スニーカー消臭に役立つ湿気取り剤の選び方
結論として、スニーカー消臭には湿気取り剤がおすすめです。
なぜなら、湿気を解決することで、臭いの原因である雑菌の増殖そのものを抑えることができるからです。
また、開封後はそのまま使える製品がほとんど。準備や処分に手間がかかりません。
しかし、湿気取り剤はスニーカーだけではなく生活環境や引き出しなど、多様なシーンに向けて生産されていることがほとんど。
そのため、製品によっては十分な効果が得られません。
ここでは、スニーカー消臭におすすめの湿気取り剤の選び方を解説します。
- 消臭効果がある
- 小型である
- 半永久的に使用できる
消臭効果がある
湿気取り剤を選ぶときは、消臭成分入りのものを選びましょう。
湿気取り剤のなかには、除湿効果のみで消臭効果のない製品もあります。
この場合、臭いの発生や悪化は抑えられますが、すでに発生している臭いのもとは取り除けません。
ポイントは、「除湿+消臭」と明記されたタイプを選ぶことです。
また、原材料そのものに注目することで、消臭効果のある湿気取り剤を見つけられます。
除湿と消臭効果がある湿気取り剤
- 竹炭
- 備長炭
- 活性炭
小型である
特にスニーカーに入れて使う場合は、内側にちょうどフィットする小型サイズの除湿剤を選びましょう。靴用の湿気取り剤も販売されています。
内部に収まりきらないサイズを無理に入れると、スニーカーが変形してしまう場合があります。
また、中敷きやつま先にまで湿気取り剤が届かないと、十分な効果が得られません。
小さく細長い形状の湿気取り剤を選び、靴の内側に入れておきましょう。
靴箱に使用する場合は、より広い空間に対応するため手のひらサイズの湿気取り剤を置くことをおすすめします。
半永久的に使用できる
繰り返し使えるタイプは経済的で、買い替えの手間も省けます。
再利用可能な除湿剤は、コストを抑えつつ、長く使えるのがメリット。
乾燥させることで吸湿力が復活するため、何度も買い替える必要がありません。
ただし、乾燥処理の方法は、天日干しや電子レンジでの加熱など、商品によって異なります。説明書をしっかり読んで対応しましょう。
スニーカーの臭い予防には炭八がおすすめ
炭八は、湿気と臭いの両方に効果があり、半永久的に使える優れた調湿アイテムです。
備長炭の約2倍の吸湿力を持ち、スニーカーの中の湿気を効率よく取り除いてくれます。
基本的に手入れ不要で繰り返し使えますが、月に1回程度天日干しすることで内部の湿気を吐き出し、より高い効果を発揮します。
サイズ展開も豊富で、クローゼットや押し入れ向けの大型タイプから、狭いスペース用の小型タイプまであります。
靴専用の細長い形状もあるため、スニーカーの中にもフィットしやすく、とても便利です。
まとめ
今回は、スニーカーの消臭対策として、以下の項目をお伝えしました。
- スニーカーが臭う理由
- 今すぐスニーカーを消臭する方法
- スニーカーの臭いを防ぐグッズ
- スニーカー消臭に役立つ湿気取り剤の選び方
スニーカーの臭いは、雑菌・湿気・通気性の悪さなど、複数の要因が重なることで発生します。
臭いが気になったときや雨に濡れたときは、まずは身近な方法でしっかり消臭と除湿をしましょう。
その後も気を抜かず、日々の予防を習慣づけることが大切です。特に炭八などの繰り返し使える除湿アイテムを取り入れれば、経済的かつ効果的に臭い対策が可能です。
臭いの悩みを解消し、気持ちよくスニーカーを履ける毎日を目指しましょう。
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