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[監修] 住環境コーディネーター他

花井 千赴

リノベーション・不動産・新築・エクステリアをワンストップで手掛ける
株式会社ユニテ 代表取締役社長

カビスプレーの種類と効果的な使い方!おすすめ商品を紹介!

カビスプレーを持っている
カビ

「カビ取りスプレーを買いたいがどれが効果的なのかわからない」

「カビが生えやすいので月に何度もカビ取りをしているが、カビを発生させない方法はないのか知りたい」

こんな「カビ取り」と「防カビ」に関する悩みを抱えていませんか?

目的に合わせて適切にカビ取りスプレーや、防カビスプレーを使えば、カビに悩まされることなく生活できますよ!

しかし、その為にはカビ取りスプレーと防カビスプレーの効果や特徴、種類をしっかり理解しておく必要があります。

適当にカビスプレーを選んでしまうと以下のような事も…

・カビ取りスプレーを使って掃除をしたが、黒カビには効果がないものだった!

・壁紙に使う防カビスプレーを買ってきたつもりだったが、壁紙に使えない物だった!

なんて事もあるので、気をつけなければいけません。

そんな事にならないためにも、本記事では以下についてまとめています。

【カビ取りスプレーについて】

・カビ取りスプレーとは

・防カビスプレーとは

・カビスプレーの選び方

・おすすめのカビスプレー!

この記事を読めば、カビスプレーを適切に使い、カビ取りから防カビまで、しっかりカビ対策できるようになりますよ!

カビスプレーとは

掃除をしている画像

カビスプレーとは、大きく分けて、カビ取り効果のある「カビ取りスプレー」と、カビを発生させない効果のある「防カビスプレー」の2種類がります。

それぞれの特徴と効果を理解して、自分自身に必要なカビ対策をしていきましょう。

ここでは、「カビ取りスプレー」と「防カビスプレー」それぞれの特徴、効果、使い方について紹介します。

カビを除去する「カビ取りスプレー」とは

カビ取りスプレーとは、発生してしまったカビを落とす効果のあるカブスプレーで、大きく分けて「塩素系」と「非塩素系」の2種類があります。

ここでは、そんなカビ取りスプレーの特徴、効果、使い方について詳しく紹介していきます。

塩素系非塩素系
効果
ニオイきついニオイ強いニオイがない
適している場所浴室やゴムパッキン木材や壁紙
おすすめ使用用途黒カビなどしつこいカビが発生してしまった時色落ちしやすい場所にカビが発生してしまったとき

特徴

カビ取りスプレーは、黒カビ、赤カビ、白カビなどのカビを除去する為に塩素系の成分を含んだものが多いです。効果がある分、ニオイが強かったり、人体に影響があるので、扱いには注意が必要です。

効果

カビ取りスプレーは、発生してしまったカビを除去する効果があります。

漂白成分が含まれているものが多く、黒カビなどが原因で発生してしまった黒ずみや、カビが原因のぬめりなども除去することができます。

また、アルコールなどが原料の非塩素系のものよりも塩素系の成分が含まれているものの方が、カビを落とす効果が高いです。

使い方

カビ取りスプレーは、黒カビなどの頑固なカビを除去する為に、強い成分が含まれているものが多いので、使い方を間違えると人体に悪影響を与える危険があります。

万が一を考え、手袋やマスク、メガネなどを着用して使いましょう。

まず、カビを除去したい部分の表面の汚れをしっかり落とします。

それからカビ取りスプレーをスプレーし、5分ほど放置してからしっかり洗い流します。

表面の汚れを落としておかないと、カビ取り成分が上手く働かず、効果を落としてしまう原因になります。

カビを防止する「防カビスプレー」とは

防カビスプレーとは、カビが発生しないように予防する効果のあるカビスプレーの事です。

カビは、一度発生してしまうと、種類によっては根っこを深く伸ばし、落とすことが難しくなってしまったり、成長していくと空気中に胞子をばら撒き、どんどん繁殖してしまいます。

そうならない為にも、カビの発生を予防して、そもそもカビを発生させないという対策が大切です。

ここでは、そんな防カビスプレーの特徴、効果、使い方sについて詳しく紹介していきます。

特徴

防カビスプレーは、カビが発生しないように抑制するものです。

アルコールやカテキン、アミノ酸などを使いカビ予防をします。

カビ取りスプレーとは異なり、強い成分を使用していないものが多いので安心して使用することができます。

効果

防カビスプレーは、カビの発生を抑制する効果があります。

カビの発生を完全に抑制することはできませんが、もしカビが発生してしまった時も簡単に落とすことができるという効果も期待できます。

使い方

防カビスプレーは、カビ取りをした後や、カビが発生していない所に使用します。

防カビしたい部分にスプレーし、そのまま放置すれば完了です。洗い流したり、拭き取ったりする必要はありません。

防カビ剤はあくまで掃除した後に残った菌を殺菌し、表面をコーティングするものなので、しっかりカビを落としてから使うことが大切です。

カビスプレーの選び方

選択の画像

ここでは、カビ取りスプレーと防カビスプレーそれぞれの選び方について紹介していきます。

カビ取りスプレーの選び方

カビ取りスプレーの選び方は以下の通りです。

①使う場所で選ぶ

②落としたいカビの種類で選ぶ

使う場所で選ぶ

お風呂や壁紙、木材、布製品など、落としたい場所によってカビ取りスプレーを変える必要があります。

お風呂に使用できるものを壁紙などに使用してしまうと、色落ちの原因になってしまうことがあります。

また、パッキンなどに発生した根が深いカビに、浸透しないタイプのカビ取りスプレーを使用しても、全然落ちない。なんて事も起きてしまうので、気をつけましょう。

落としたいカビの種類で選ぶ

カビには、黒カビ、赤カビ、青カビなど、様々な種類があり、それぞれ落とす成分が異なります。

落としたいカビの種類に合ったカビ取りスプレーを選ぶようにしましょう。

防カビスプレーの選び方

防カビスプレーの選び方は以下の通りです。

【防カビスプレーの選び方】

①防カビ成分で選ぶ

②使う場所で選ぶ

③タイプで選ぶ

防カビ成分で選ぶ

ペットを室内で飼っている場合は、ペットがいても悪い影響のない成分の防カビスプレーを選ぶ必要があります。ペットは人間より敏感にニオイに影響されやすく、場合によっては体調を崩してしまうことがあるので、アルコールや、銀イオンなどを使用した防カビスプレーを選ぶようにしましょう。

使う場所で選ぶ

カビ予防をしたい場所によって、発生するカビが違うので、それぞれのカビを予防するために必要な成分が異なります。

お風呂用、クローゼット用、キッチン周り用など、防カビ剤には使用する場所がしっかり明記されているので、用途に合った防カビスピレーを選ぶようにしましょう。

タイプで選ぶ

防カビ剤には、「スプレータイプ」と「燻製タイプ」があります・

スプレータイプは、カビが発生しやすい場所にピンポイントにスプレーすることができ、ゴムパッキンやサッシの隙間などの奥深くまで成分が浸透するので、高い効果が期待できます。

また、気になった時にいつでも使える手軽さも魅力の一つです。

燻製タイプは、部屋を締切り、防カビ成分が入った煙を発生させて、部屋を燻製状態にすることで、部屋全体をくまなく防カビできるものです。

カビ予防したい部屋がたくさんある場合は、手間も少なく全体に成分が広がる燻製タイプがおすすめです。

生えてしまったカビに!カビ取りスプレーのおすすめ

スプレーボトルの画像

カビ取りスプレーにも様々な種類があります。

ここでは、おすすめのカビ取りスプレーについて紹介していきます。

防カビスプレーのおすすめが見たい方はこちらからご覧ください。

商品名金額特徴おすすめの人
カビスッキリハーブスプレー328円塩素系のニオイがせず、爽やかなハーブの香り塩素系カビ取り剤の強いニオイが苦手な人
カビキラー電動スプレー931円電動なのでスプレーをプッシュする手間がないスプレーをプッシュする手間がないので楽に掃除したい人
カビホワイトカビ取り強力除去スプレー1780円希釈して使用できるので様々なものに使える色々な所に発生してしまったカビを落としたい人
カビナイトNEO1480円塩素を使用しないので衣類にも使用できる色落ちが気になるもののカビを落としたい人

ハーブの香りでカビ落としカビスッキリハーブスプレー

引用:ロケット石鹸

カビスッキリハーブスプレーは、ハーブの爽やかな香りが特徴で、カビ取り剤独特と塩素系の強い匂いが苦手な人におすすめです。

また、カビ取りスプレーの中でも安価なので、試しやすいのも魅力です。

根が深く、しつこい黒カビには効果は弱いですが、お風呂場のピンクの赤カビなどには、十分な効果を発揮します。

プッシュいらずで楽々カビキラー電動スプレー

引用:ジョンソン株式会社

カビキラー電動スプレーは、レバーを軽く握るだけでスプレーが噴射されるので、手が疲れずに楽にカビ掃除ができます。

金額が高いように感じるかもしれませんが、通常のカビキラーの約2本分の容量があります。

また、付け替え用も販売されているので、一度電動スプレーの部分を購入してしまえば、次からも楽にスプレーすることができます。

希釈できていろんなものに使えるカビ取り強力除去スプレーカビホワイト

引用:Be one Shop

カビホワイトは、プロ仕様のため、強力な効果が期待できます。

一般的なカビ取り剤では除去することができない、塩素に耐性のある「塩素耐性菌」にも効果があります。

金額は他のカビ取りスプレーに比べて高額ですが、頑固なカビには原液のまま使用し、軽度なカビには最大12倍に希釈して使用することができるので経済的です。

衣類にも使用できるカビナイトNEO

引用飛雄商事

カビナイトNEOは、塩素を使わず、発酵乳酸の力でカビを除去するカビ取りスプレーです。

塩素を使用していないので、色落ちが気になる衣類や壁紙など、様々な場所に使用することができます。

また、ペットや子供がいる家庭でも安心して使用できるのも魅力です。

カビを生えさせない防カビおすすめアイテム

スプレーボトルの画像

防カビには様々なアイテムがあります。

ここでは、防カビスプレー以外も含めたおすすめの防カビアイテムについて紹介していきます。

商品名金額特徴
らくハピ お部屋の防カビ剤カチッとおすだけ536円燻製タイプなので押すだけで簡単
防カビ侍アルコールタイプ1980円長い効果が魅力
パワーバイオ押し入れのカビきれい880円バイオの力を使用しているので、ペットや子供がいても安心

カチッと押すだけで簡単カビ対策 らくハピ お部屋の防カビ剤カチッとおすだけ

引用:アース製薬

らくハピ お部屋の防カビ剤カチッとおすだけは、リビングや寝室にも使える燻製タイプの防カビ剤です。

一般的な燻製タイプの防カビ剤は煙が出るのが通常ですが、この製品はミクロの霧を発生させるので、ハウスダストを固め、空気中への舞い上がりを防いでくれるという、嬉しい効果もあります。

また、水を使わずに、ボタンを押して待つだけで良いのも簡単で魅力です。

一度で効果が長く続くカビ防止スプレー 防カビ侍アルコールタイプ

引用純閃堂

防カビ侍は、黒カビ、赤カビ、白カビなど様々なカビに防カビ効果があり、カビを予防したい場所にスプレーし、乾かすだけで防カビ効果が期待できるものです。

アルコールを含んでいるので除菌効果もあり、目では見えない小さなカビの胞子も除菌してくれます。

また、上手く防カビ加工ができると、1年から3年という長い期間カビの成長を止めることができます。

バイオの力で押し入れのカビ予防 パワーバイオ押し入れのカビきれい

引用株式会社コジット

バイオとは、目では見えない微生物のことで、地球上の土、水、植物、空気など、ありとあらゆるところで生きて活動しています。このバイオの働きを利用して、カビを予防する防カビアイテムです。

使い方は、押入れやクローゼットの天井部分に貼るだけです。

防カビと同時にニオイも抑制してくれるので押入れのこもったニオイが気になる方にもおすすめです。

カビを発生させないには「調湿」が必要

炭の力でしっかり除湿 炭八の防湿剤

炭八の画像

引用八雲屋炭八

炭八の防湿剤は、湿度が高いと吸湿し、湿度が低いと放湿するといった「調湿」の機能があります。

押入れの中などに炭八を入れていくと、カビの発生を抑制し、嫌なニオイも取り除いてくれます。

また、半永久的に効果が持続するのも魅力です。

布団や寝具にカビ取りスプレーの使用はOK?

ベッドの画像

布団や寝具にカビが発生してしまった場合、カビ取りスプレーを使用しても良いのでしょうか?結論から言うと、製品によっては布団や寝具にも使用ができます。

必ずカビ取りスプレーの説明書きをよく読んでから使用しましょう。

また、大量に使用すると色落ちしてしまったり素材が薄くなってしまったりする可能性があります。

一部に少量使用してから全体に吹きかけるように注意しましょう。

カビスプレーを使用する際の注意点は?

ゴム手袋の画像

カビスプレーを使用する際にはどのような点に注意すればいいのでしょうか?カビスプレー使用時の注意点は以下の通りです。

【カビスプレー使用時の注意点】

・換気をしながら作業をする

・手袋やマスクを着用する

・他の製品と混ぜて使用しない

・色落ちなどに注意する

ここではそれぞれの注意点についてさらに詳しく解説していきます。

換気をしながら作業をする

カビスプレーを使用する際の注意点1つ目には、換気をしながら作業をすることが挙げられます。

カビスプレーは強い臭いがあるため、しっかりと換気を行いながら作業をしないと気分が悪くなることも。

強い成分を使用していることもあるため細心の注意を払っての使用が大切です。

手袋やマスクを着用する

カビスプレー使用時には、手袋やマスクを着用することが大切です。

カビスプレーが肌に直接触れると大変危険です。必ず手袋やマスクを着用しましょう。

必要に応じてゴーグルなども使用してください。

他の製品と混ぜて使用しない

カビスプレーを他の製品と混ぜると、塩素ガスが発生する可能性があり大変危険です。

絶対に他の製品と混ぜて使用してはいけません。混ぜるな危険と表示がある製品は同様に注意しましょう。

色落ちなどに注意する

カビスプレーが衣類などに大量に付着すると、その部分が色落ちしてしまうことがあります。

使用する際にはまず少量吹きかけてから色落ちがないか確認し、全体に使用するようにしましょう。

カビスプレーでお部屋のカビを除去しよう!

リビングルームの画像

カビスプレーは、正しく使用すれば高い効果が期待できます。

カビスプレーそれぞれの特徴や種類、使い方をしっかり理解して、正しくカビ対策していきましょう。

カビの除去方法についてさらに詳しく知りたい方は「【素材・場所別】カビの取り方基本編!カビの種類を見分けて掃除する」もチェックしてみてくださいね!

著者情報

グラニーレ編集部
グラニーレ編集部

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