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[監修] 住環境コーディネーター他

花井 千赴

リノベーション・不動産・新築・エクステリアをワンストップで手掛ける
株式会社ユニテ 代表取締役社長

部屋がカビ臭い!部屋のカビ臭さを除去する方法やカビ臭さを予防する方法を解説!

カビ

「お部屋からカビの臭いがする…」

「お部屋のカビ臭さを何とかしたい!」

このようなことをお考えの方は多いのではないでしょうか?

本記事では以下についてまとめています。

部屋のカビ臭さの除去方法や予防方法

  • 部屋がカビ臭くなる原因
  • 部屋のカビ臭さを除去する方法
  • 部屋のカビ臭さを予防する方法
  • お部屋のカビ臭さにおすすめのアイテム

この記事を読めばお部屋のカビ臭さへの対処法が分かり、嫌な臭いの無いお部屋が保てますよ!

部屋がカビ臭くなる原因は?

窓際のソファの画像

部屋のカビ臭さはどうして発生するのでしょうか?

部屋の中でカビ臭さを感じる場合、やはりどこかでカビが発生している可能性があります。

カビが出す胞子や老廃物などが原因で悪臭を感じるのです。

特に、カビはジメジメとした環境を好むため、湿気がこもりやすい部屋や日陰になりやすい位置にある部屋は注意が必要です。

カビのような悪臭を感じたら、部屋のどこにカビが発生しているのか探してみるのが大切です。

部屋のカビ臭さを除去する方法

ベッドルームの画像

お部屋のカビ臭さはどのような方法で除去できるのでしょうか?

お部屋のカビ臭さを除去する方法は以下の通りです。

お部屋のカビ臭さを除去する方法

  • 換気を行う
  • カビが生えている部分にアルコールを吹きかける
  • カビが生えている部分に熱湯をかける
  • エアコンの掃除を行う

ここではそれぞれの方法について詳しく解説していきます。

換気を行う

部屋のカビ臭さを除去する方法1つめには、お部屋の換気を行うことが挙げられます。

なぜなら、換気を行うことで部屋全体の空気を丸ごと入れかえられるからです。

部屋全体の空気を入れかえるためには、2時間に1回、約5~10分を目安に換気を行うのがおすすめです。

カビが生えている部分にアルコールを吹きかける

部屋のカビ臭さを除去する方法2つめには、お部屋でカビが発生している部分にアルコールを吹きかけることが挙げられます。

安全性の高いアルコールであり、通常70%濃度が用いられる。殺カビ性は極めて強く、 アルコールとカビの接触後僅か15〜 30秒でその効果を認める。エタノールとして40%以上で殺カビ効果が得られる。手指、皮膚の消毒、室内環境、器材などに使用される。

(引用:文化財にみる有害カビ―有害カビの制御― 2. 化学的制御(2)消毒,殺菌剤 1)アルコール系化合物

70%以上の濃度のアルコールを吹きかけると、約30秒ほどでカビを殺菌することができます。

カビが生えている部分にアルコールを吹きかけたら、清潔なふきんで優しく拭き取り、しっかりと乾かしましょう

カビが生えている部分に熱湯をかける

カビ臭さを除去するためには、カビが生えている部分に熱湯をかけるのも効果的です。

なぜなら、カビに約60℃以上の熱湯をかけると死滅させられるからです。

しかし、熱湯をかけられる場所には限りがあります。お風呂場やキッチンなどの水場でカビが発生している場合におすすめの方法です。

参考:文部科学省 カビ対策マニュアル基礎編

エアコンの掃除を行う

部屋のカビ臭さを除去する方法3つめには、エアコンの掃除を行うことが挙げられます。

なぜなら、エアコンの内部に発生したカビや汚れが原因で悪臭が発生しており、部屋全体に臭いを充満させている可能性があるからです。

エアコンの掃除手順は以下の通りです。

エアコンの掃除手順

エアコンのフィルターを取り外す

フィルターに付着した汚れを掃除機で吸い取る

フィルター全体を水洗いしよく乾かす

本体や送風口などを水拭きする

エアコンに強力なカビや汚れが付着している場合や自分で掃除を行うのが難しい場合には、専門の業者にクリーニングを依頼するのがおすすめです。

お部屋に最適な消臭剤の選び方を知りたい方は「お部屋に最適な消臭剤は?消臭剤の選び方やおすすめの消臭剤を紹介!」もぜひご覧ください。

部屋のカビ臭さを予防する方法

リビングルームの写真

お部屋のカビ臭さはどのような方法で予防できるのでしょうか?部屋のカビ臭さを予防する方法は以下の通りです。

部屋のカビ臭さを予防する方法

  • 普段からこまめに換気を行う
  • 消臭剤を使用する
  • 除湿剤や乾燥剤を置く
  • 脱臭機や空気清浄機を使用する

ここではそれぞれの方法についてさらに詳しく解説していきます。

普段からこまめに換気を行う

部屋のカビ臭さを予防する方法1つめには、普段からこまめに部屋の換気を行うことが挙げられます。

換気を行わないでいると、カビの発生原因に繋がる湿気が溜まりやすくなってしまいます。

換気の頻度については以下を参考にしてみてください。

建築基準法の定める換気回数の計算方法

必要換気量(㎥/h)= 20 × 居室の床面積(㎡)÷ 1人あたりの占有面積(㎡)
必要換気回数 = 上記で計算した必要換気量(m2/h)÷ 部屋の容積(m3)

(参考:国土交通省 建築基準法施行令第20条の2第2号に基づく)

例えば、10畳の部屋で4人で過ごす場合以下のような計算となります。

必要換気量(㎥/h)= 20 × 18(㎡)÷ 4.5(㎡)=80(㎥/h)
必要換気回数 = 80(m2/h)÷ 60(m3)=1.3回(床面積20m2×高さ3m=容積60m3の部屋とする)

消臭剤を使用する

部屋のカビ臭さを予防する方法2つめには、消臭剤を使用することが挙げられます。

消臭剤を使用すれば、的確にカビの臭いを予防することが可能です。

しかし、消臭剤を使用してもカビそのものを除去することはできません。

酷いカビが発生している場合には、アルコールを吹きかけるなどしてカビを除去してから消臭剤を使用するのがおすすめです。

除湿剤や乾燥剤を置く

部屋のカビ臭さを予防する方法3つめには、除湿剤や乾燥剤を置くことが挙げられます。

除湿剤や乾燥剤を使用することで、カビの原因にも繋がる湿気を除去することができるからです。

一般にカビの発生しやすい資料の場合、温度25度のとき、相対湿度が70パーセントだとカビは数か月で繁殖し、75パーセントを越すとその速度は急激に早まり、90パーセントではわずか2日で目に見える程度まで繁殖するといわれている[Michalski2000]。

(引用:文部科学省 カビ対策マニュアル実践編 1-4 温度・湿度データの記録と解析

除湿剤や乾燥剤は、置いておくだけで湿気を吸いとってくれるため、手軽にカビ臭さを予防したい方にもおすすめです。

脱臭機や空気清浄機を使用する

部屋のカビ臭さを予防する方法4つめには、脱臭機や空気清浄機を使用することが挙げられます。

脱臭機や空気清浄機の中には、臭いの原因となる成分を分解してきれいな空気にしてくれるものもあります。

しかし、根本的なカビの予防には繋がらないため、除湿やこまめな換気をしっかりとするように心がけましょう。

お部屋だけでなく寝具の臭いも気になる方は「布団がカビ臭い!布団のカビ臭さを除去する方法やカビ臭さを予防する方法を解説!」もチェックしてみてください。

カビが発生しやすいのはどんな場所?

リビングルームの画像

特にカビが発生しやすいのはどのような場所なのでしょうか?カビが発生しやすい場所は以下の通りです。

【カビが発生しやすい場所】

・お風呂やキッチンなどの水回り

・クローゼットやタンスの中

・カーペットの裏側

・部屋の炭など汚れがたまりやすい場所

・窓の近く

それぞれの場所の特徴を詳しく見ていきましょう。

お風呂やキッチンなどの水回り

水分が多い場所は湿気がたまりやすくカビが繁殖しやすい環境になっています。

そのため、こまめに掃除を行い、水分を拭き上げて完全に乾燥させることが大切です。

入浴後は窓を開けて換気をして湿気を除去するのもおすすめです。

クローゼットやタンスの中

クローゼットやタンスの中は普段風が通りにくいため、湿度が高くなりやすい場所です。

ホコリなどの汚れもたまりやすく、カビの餌も豊富なためカビの繁殖に繋がります。

週に1回を目安に扉を開けて換気を行ったり、除湿剤などを活用するのがおすすめですよ。

カーペットの裏側

カーペットには、汗や皮脂などの汚れが付着しやすく、それらを餌としてカビが繁殖してしまうのです。

カーペットや絨毯の裏側のカビはなかなか気づきにくいため注意しましょう。

部屋の隅など汚れがたまりやすい場所

ホコリやペットの毛などがたまりやすい部屋の隅や壁際も、カビが発生しやすく注意が必要です。

壁に黒いシミや汚れがついている場合はすでにカビが発生している可能性も…。

除湿剤の使用や適切な換気を行えば防ぐことができます。

窓の近く

窓の近くは結露が発生しやすく、湿った状態となるためカビが繁殖しやすいのです。

カーテンに結露が付着していると、そこにもカビが繁殖する可能性も…。

結露に気が付いたらこまめに拭き取ったり、除湿剤や結露防止シートの活用が効果的ですよ。

お部屋のカビ臭さには【炭八】の使用がおすすめ!

調湿木炭【炭八】の画像

引用元:楽天市場 炭八

お部屋のカビ臭さには、調湿木炭の【炭八】の使用がおすすめです。

炭八は湿気を吸い込む穴が大きい針葉樹から作られているため、カビの原因をしっかり吸収してくれます。

さらに、嫌な臭いの原因物質を吸着してくれる効果も持ちます。

半永久的に使用できるため、コスパに優れた調湿材を探している方にも最適です。

今回は部屋のカビ対策などについて紹介しました。

お部屋はもちろん布団のカビが気になる方は「布団にカビが生えてしまったらどうする?対処法と再発防止のポイント」もチェックしてみてくださいね!

著者情報

グラニーレ編集部

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