湿気と臭いは同時に解決できる。効果的な除湿・脱臭方法とNG例を紹介

「エアコンで除湿しても生乾き臭が消えない」
「靴箱やクローゼットのこもった臭いが気になる」
など、湿気と臭いによる空気の悪化に年間を通じて悩まされてはいませんか。
本記事では、除湿と脱臭を同時に効率よく行えるよう、以下の項目をお伝えします。
- オススメの除湿方法
- オススメの脱臭方法
- 除湿と脱臭を行う際のNG例
- 除湿と脱臭を同時にする方法
- 除湿と脱臭を同時にするためのオススメグッズ
室内の空気を整えて快適かつ衛生的に過ごせるよう、ぜひ参考にしてみてください。
除湿と脱臭を同時にすることは可能です
除湿と脱臭は、まったく別の対策が必要に見えるかもしれません。
しかし、このふたつは密接に関係しています。
湿度が高いと空気がよどみ、カビや雑菌が繁殖しやすくなります。
これが「生乾き臭」や「こもった臭い」の原因です。
つまり、湿気を取れば臭いの元も抑えられます。
最近では、除湿と脱臭の両方の機能を持つアイテムも販売されています。
別々の機能を持ったグッズをうまく組み合わせることで、一度に両方をケアすることも可能。
除湿と脱臭の両方にアプローチして、快適な空間を整えていきましょう。
オススメの除湿方法
湿気を防ぎ、それによってイヤな臭いを予防するために効果的な除湿。
ここでは、簡単にできる3つの除湿方法を紹介します。
- 除湿機
- エアコンの除湿機能
- 湿気取り剤
【方法1】除湿機
リビングダイニングなど生活空間として使用する広いスペースを除湿したいときは、除湿機がおすすめ。すばやく湿気を取り除いてくれます。
頻繁に部屋干しをする方は、衣類乾燥機能つきの除湿機を選ぶようにしましょう。
生乾き臭対策になります。
タンクに取り込んだ水分が溜まると、自動的に稼働停止します。
そのため、部屋の面積に合った容量の製品を選ぶようにしましょう。
電気代や稼働音がかかるので、気になる方は消費電力数(ワット)や音量(ヘルツ)の数値が小さいものを選んでください。
【方法2】エアコンの除湿機能
梅雨から夏にかけての除湿には、エアコンの除湿機能がおすすめ。
空気を冷やしながら湿気を取り除くため、体感温度も下がり室内を快適な環境に保つことができます。
ただし、冬場や寒い時期の使用は向いていません。
また、フィルターの手入れや内部に溜まったカビの胞子が室内にちらばることも。
設定温度や風向きによっては冷えすぎにつながるので、ご自身にあった設定を見つけておくことも大切です。
【方法3】湿気取り剤
手軽に湿気対策をしたい方や、こまめなお手入れが苦手な方は、湿気取り剤を使ってみてください。
湿気が気になる場所に置いておき、あとは放置で大丈夫。
小型の製品が多いため、押し入れ・靴箱・クローゼットなど狭い場所にも活用できます。
使い捨てタイプなら手入れの手間いらず、再利用タイプなら出費を抑えられます。
場所や用途に応じて他の除湿方法と併用すると、より効果的です。

オススメの脱臭方法
除湿対策をしっかりと行ったあとは、しっかり臭いも消したいもの。
悪臭を解決して快適な空気に変える脱臭方法を3つ紹介します。
- 空気洗浄機
- 消臭剤
- 芳香剤
【方法1】空気洗浄機
空気の汚れや臭いをしっかり吸い取ってくれる空気清浄機は、リビングや寝室など広い空間の活用に向いています。
湿気による臭いだけではなく、料理臭やたばこ臭いなど、生活臭も気になる方は活用してみてください。
【方法2】消臭剤
靴箱やトイレ、冷蔵庫などには、手軽に使える小型の消臭剤が便利。
置き場所や用途に合わせた製品を購入しましょう。
即効性があるうえ、空気洗浄機など家電製品と比べると購入費が安いため手軽に活用できます。
【方法3】芳香剤
芳香剤は、香料などの香りを発することで、イヤな臭いを消してくれます。
おすすめは、臭いの取り込み作用もある消臭作用を併用しているもの。
ご自身の好みに合わせた芳香剤を用いることで、気分のリフレッシュにもつながります。
しかし化学香料の香りが苦手な方は、気分が悪くなる場合も。
また湿気が多すぎたり換気が不十分な場所では、香りがこもることで不快感の原因にもなります。

除湿と脱臭を行う際のNG例
除湿と脱臭を同時に行うことそのものに問題はありません。
しかし、方法によっては効果が減ったり逆効果になったりすることがあります。
以下3つの除湿・脱臭方法はさけるようにしましょう。
- 空気洗浄機と芳香剤を同時に使う
- 空気洗浄機能付き除湿器だけに頼る
- 対策をせず放置する
【NG例1】空気洗浄機と芳香剤を同時に使う
空気を綺麗にして良い香りを広げるために、空気洗浄機と芳香剤を同時に使いたい方もいるかもしれません。
しかし、空気洗浄機は質や種類を問わずさまざまな臭いを吸収する働きがあります。
そのため、芳香剤の効果が打ち消されてしまいます。
芳香剤はトイレやキッチンなど、空気洗浄機を使用しない空間での活用に控えましょう。
【NG例2】空気洗浄機能付き除湿器だけに頼る
便利かつ効率的に除湿と脱臭を行ってくれる空気洗浄機能付き除湿器。
しかし、フィルター交換や電気代がかかるうえ、狭い場所には不向きです。
飽くまで、広い空間のみの使用に控えておくことがおすすめ。
ほかの除湿・脱臭アイテムとの併用も考えておくといいでしょう。
【NG例3】対策をせず放置する
湿気を放置すると、カビやシロアリ繁殖の原因となり、家の材木が傷んでしまうことがあります。
イヤな臭いやアレルギーのもとになることも。
臭いを放置すると、壁、床、そして家具や衣服に染みついてしまい、なかなか取れなくなります。
また、悪臭レベルがあがってしまう可能性も避けられません。
早めの対策が大切です。

除湿と脱臭を同時にする4つの方法
ここでは除湿と脱臭の両方を行うために、オススメの方法を5つ紹介します。
- 除湿後に消臭アイテムを使う
- 除湿機能付き空気洗浄機を使う
- 脱臭機能付き調湿剤を使う
- こまめな換気を心掛ける
【方法1】除湿後に消臭アイテムを使う
まず重要なのは順番です。
消臭だけをしても、湿気が残っていると雑菌やカビが繁殖して、また臭いが発生します。
また湿気が多い場合、消臭アイテムの効果が落ちてしまうことも。
先に除湿を行ってから、消臭をするようにしましょう。
【方法2】除湿機能付き空気洗浄機を使う
1台で除湿と脱臭の両方をこなす除湿機能付きの空気清浄機が販売されています。
特にリビングやダイニングなど広めの空間でとても便利。
PM2.5や花粉対策にもなるため、アレルギーや喘息持ちの方がいる家庭におすすめです。
ただし、本体価格が高めで、電気代もかかるのが難点。
手入れが必要と手間もかかるため、使用頻度や合わせて導入を検討しましょう。
【方法3】脱臭機能付き調湿剤を使う
調湿剤の中には、備長炭や竹炭などを使用したものがおすすめ。
湿気だけではなく、イヤな臭いも吸収してくれるためです。
手入れをすれば半永久的に使える商品もあるため、購入時の出費を抑えられます。
特にクローゼットや靴箱、押し入れなど、狭いスペースの使用に向いています。
【方法4】こまめな換気を心掛ける
換気をすることで、室内の空気を外に出し、新鮮な外気を中に入れることができます。
窓を閉めたままにしておくと、湿気やイヤな臭いが室内にこもってしまいます。
定期的に、新鮮な空気と入れ替えるようにしましょう。
季節や周辺環境で窓を開けられないときは、換気口や換気扇を活用してください。

除湿と脱臭を同時にするには備長炭がおすすめ
「電気を使いたくない。だけど、湿気と臭いはなんとかしたい」
「手入れが手軽にできて、永続的に除湿と脱臭をする方法って結局どれ?」
というお悩みをお持ちの方におすすめしたいのが、備長炭を使った湿気取り剤です。
備長炭の湿気取り剤には、以下6つのメリットがあります。
- 電気がかからない
- 購入費が抑えられる
- メンテナンスや買い替えの心配が少ない
- 手入れが簡単
- 無臭のため、イヤな臭いがつかない
- バリエーション豊富で用途に合わせた製品を見つけられる
【メリット1】電気代がかからない
備長炭の湿気取り剤は、自然の力で湿気や臭いを吸着します。
電力を使う除湿機や空気清浄機と違い、24時間使っても光熱費がかかりません。
置いておくだけでしっかり働いてくれるため、出費を抑えながら除湿と脱臭の両方にアプローチしたい方におすすめです。
【メリット2】購入費が抑えられる
除湿機や空気清浄機は、お手頃な製品でも1万円前後。一方で備長炭の湿気取り剤は、小型であれば1000円台、クッションサイズでも3000円台と、比較的安く購入できます。
そのため、一度の出費を抑えたい方におすすめです。
【メリット3】メンテナンスや買い替えの心配が少ない
家電製品や使い捨て除湿剤は、故障や効果切れにより買い替えの必要があります。
しかし備長炭の湿気取り剤は、半永久的に使用可能な製品が多いです。定期的に天日干しをすることで内部の湿気を吐き出すため、購入時の除湿力を取り戻します。
薬局などで販売されている湿気取り剤と比べると値段は高いかもしれませんが、長期的に考えると出費が抑えられます。
【メリット4】手入れが簡単
除湿機や空気洗浄機は、定期的なフィルター掃除やタンクの水捨てなどが必要です。
放置するとカビやイヤな臭いを発してしまうため、気が抜けません。
しかし備長炭の湿気取り剤のお手入れは、天日干しをするのみ。
日々のお仕事や家事で精一杯な方にとっても、苦になりません。
【メリット5】無臭のため、イヤな臭いがつかない
芳香剤などは香りによって悪臭を消したり隠したりしてくれますが、不快感の原因になることも。
人工的な香りを避けて心地よく過ごしたい方には、無臭で使える備長炭がおすすめ。
香りでごまかさず、しっかりとイヤな臭いを吸収します。
【メリット6】バリエーション豊富で用途に合わせた製品を見つけられる

サイズが大きい除湿機や空気清浄機は、生活空間以外の場所にはむいていません。
一方で、一般的な湿気取り剤、消臭剤や芳香剤は、限られた空間のみの使用に限ります。
備長炭の湿気取り剤には、生活空間用の大きなサイズもあれば、引き出しや靴箱に使える小さなサイズもあります。
そのため、用途に合わせた製品を選ぶことができます。
「炭八」で、効率的かつ経済的に除湿と脱臭をしよう
備長炭の湿気取り剤のなかでも、ぜひ試してほしいアイテムが炭八。
天日干しのみで半永久に使うことができ、バリエーションも豊富。用途に合わせた製品を使うことで、お手頃かつお手軽に除湿と脱臭の両方を行うことができます。
「複数個必要なんだけど、結局購入費が高くつくんじゃないの?」
「どの大きさが向いているか分からない」
という方は、セット購入がおすすめです。

まとめ
本記事では、除湿と脱臭を同時に効率よく行えるよう、以下の項目をお伝えしました。
- オススメの除湿方法
- オススメの脱臭方法
- 除湿と脱臭を行う際のNG例
- 除湿と脱臭を同時にする方法
- 除湿と脱臭を同時にするためのオススメグッズ
室内の空気を整えて快適かつ衛生的に過ごせるよう、ぜひ参考にしてみてください。
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